2018年09月15日
牛に手伝ってもらう料理(インドネシア)
2018年9月15日(土)
世界の珍しい料理を聞く機会が一般の方よりはるかに多いと思われるのですが、今日は、そんな私でさえ、けっこう「へえー」な料理を紹介します。
舞台は、インドネシアのスマトラ島。その北部の中心都市に、メダンがあります。その辺りに多く住んでいるのがバタック族で、さらに、そのバタック族の中にもさまざまな文化グループがあり、これは「カロ」バタックの村で食べられている料理です。
それで、簡単に言うと、牛の胃袋の中身を使う料理です。名前は「テリテス」と言います。牛を解体して牛肉その他を食べるのは、多くの国々でなされていることですが、当然、胃袋もあるわけです。牛は草食動物ですから、(ここがポイント)、胃袋の中身は緑色のどろどろ状態になってあります。(ライオンの胃袋の中身は絶対に食べたくありません。)その中身を絞って取り出した液体をだしにして、牛肉や野菜を煮込んで出来上がり。
この料理を説明してくれたインドネシア人学習者Sさんにとっては、故郷に帰ったときには「食べたくてたまらない、ちょっと苦味があっておいしい」料理なのだそうです。私のほうは、最初に聞いたときは、正直ちょっと引いていたのですが、説明が加われば加わるほど、のちには食べたくなってきました。私の理解を整理してみると、要は、牛に手伝ってもらって草から「だし」をとる料理ということなのでは。
ちなみに、インドネシアはたいへんな多民族多文化国家で、この「テリテス」も、ほとんどのインドネシア人が知らないとか。同じバタック族でさえも、「カロ」でなければ知らない料理だそうです。
世界の珍しい料理を聞く機会が一般の方よりはるかに多いと思われるのですが、今日は、そんな私でさえ、けっこう「へえー」な料理を紹介します。
舞台は、インドネシアのスマトラ島。その北部の中心都市に、メダンがあります。その辺りに多く住んでいるのがバタック族で、さらに、そのバタック族の中にもさまざまな文化グループがあり、これは「カロ」バタックの村で食べられている料理です。
それで、簡単に言うと、牛の胃袋の中身を使う料理です。名前は「テリテス」と言います。牛を解体して牛肉その他を食べるのは、多くの国々でなされていることですが、当然、胃袋もあるわけです。牛は草食動物ですから、(ここがポイント)、胃袋の中身は緑色のどろどろ状態になってあります。(ライオンの胃袋の中身は絶対に食べたくありません。)その中身を絞って取り出した液体をだしにして、牛肉や野菜を煮込んで出来上がり。
この料理を説明してくれたインドネシア人学習者Sさんにとっては、故郷に帰ったときには「食べたくてたまらない、ちょっと苦味があっておいしい」料理なのだそうです。私のほうは、最初に聞いたときは、正直ちょっと引いていたのですが、説明が加われば加わるほど、のちには食べたくなってきました。私の理解を整理してみると、要は、牛に手伝ってもらって草から「だし」をとる料理ということなのでは。
ちなみに、インドネシアはたいへんな多民族多文化国家で、この「テリテス」も、ほとんどのインドネシア人が知らないとか。同じバタック族でさえも、「カロ」でなければ知らない料理だそうです。
Posted by 有隣館 at 23:42│Comments(0)
│有隣館
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